「グラチャンまでの夢」神話の序章が始まるかも(23)!
鼓舞
4本目の光置のサーブは、うまく拾われた。平林のクイックが決まる。スコアは3-1。吉村は、リベロの座間と代わった。Aチームの後衛はレシーブに関しては鉄壁となった。Bチームはサーブの狙いどころが決められない。何の工夫も無いサービスが入って来た。絶好の餌食だ。宮園にボールが難なく渡った時、宮園と竹本の眼が会った。宮園はCクイックを選択した。予想通りに竹本は、宮園のバックに切りこんでいる。スコアは4-1。Aチームにはサインプレーがない。そのために、息が合わないとミスが起きる。
今も竹本がAクイックに入っていたら、宮園がAクイックを選択していたら、ミスになっていただろう。いや、ミスにはならない、A側には座間が、C側には光置がフォローに入っていた。しかし、ミス封じはできても、相手にイージー・ボールを渡すだけだ。コンビの互いがベストを選択した時に、息が会う。
「こらからの課題か。今の1点はベストだったのか?運がよかったのか?」
智美には、多くの課題が見えてきていた。
「だが、いまさら修正できない。このまま前に歩むのだ」
意気消沈しかけているBチームに新井が鼓舞した。
「未だ、これからだ。もう諦めるのか?1点でも多く得点しろ。勝つことだけが目的じゃない。学ぶことも必要なんだ。後何年バレーをやって行くんだ。今日で止めるのか?」
「さすがだな。どうだ美村?」
「勉強になります」
新井は美村の前の全日本キャプテンだ。美村には、プレーと同時にチームを引っ張っていく責任がある。
ローテが1つ廻り、サーバーは難波となった。難波の武器はジャンプ・サーブだ。しかし、威力は恐ろしいほどあるが、精度の悪さも恐ろしい。サーブは誰がみてもエンドラインを越えていた。スコアは4-2。
「これも課題か。いや違う。下手過ぎるんだ。居残り特訓だ。光置に指導させるか」
難波の知らないところで、居残りが決まっていた。難波はよくいえば「豪快」、実をいうと「雑」というところだ。いい点は、少々のことではめげないところだ。ある意味ムード・メーカーといえる。雑さに憎めない愛嬌があるのだ。インターハイの時に観客席にサーブを撃ち込んだことがあるらしい。その話を聞いた主審は、笛を鳴らすと腕で顔をガードするらしい。
これもインターハイの時のインタビューだったらしいが、
「ご飯とバレーのどちらが好きですか?」
「食べている時は、ご飯。バレーをしている時はバレー」
「練習は好きですか?」
「ボールがいうことを聴いてくれれば」
4本目の光置のサーブは、うまく拾われた。平林のクイックが決まる。スコアは3-1。吉村は、リベロの座間と代わった。Aチームの後衛はレシーブに関しては鉄壁となった。Bチームはサーブの狙いどころが決められない。何の工夫も無いサービスが入って来た。絶好の餌食だ。宮園にボールが難なく渡った時、宮園と竹本の眼が会った。宮園はCクイックを選択した。予想通りに竹本は、宮園のバックに切りこんでいる。スコアは4-1。Aチームにはサインプレーがない。そのために、息が合わないとミスが起きる。
今も竹本がAクイックに入っていたら、宮園がAクイックを選択していたら、ミスになっていただろう。いや、ミスにはならない、A側には座間が、C側には光置がフォローに入っていた。しかし、ミス封じはできても、相手にイージー・ボールを渡すだけだ。コンビの互いがベストを選択した時に、息が会う。
「こらからの課題か。今の1点はベストだったのか?運がよかったのか?」
智美には、多くの課題が見えてきていた。
「だが、いまさら修正できない。このまま前に歩むのだ」
意気消沈しかけているBチームに新井が鼓舞した。
「未だ、これからだ。もう諦めるのか?1点でも多く得点しろ。勝つことだけが目的じゃない。学ぶことも必要なんだ。後何年バレーをやって行くんだ。今日で止めるのか?」
「さすがだな。どうだ美村?」
「勉強になります」
新井は美村の前の全日本キャプテンだ。美村には、プレーと同時にチームを引っ張っていく責任がある。
ローテが1つ廻り、サーバーは難波となった。難波の武器はジャンプ・サーブだ。しかし、威力は恐ろしいほどあるが、精度の悪さも恐ろしい。サーブは誰がみてもエンドラインを越えていた。スコアは4-2。
「これも課題か。いや違う。下手過ぎるんだ。居残り特訓だ。光置に指導させるか」
難波の知らないところで、居残りが決まっていた。難波はよくいえば「豪快」、実をいうと「雑」というところだ。いい点は、少々のことではめげないところだ。ある意味ムード・メーカーといえる。雑さに憎めない愛嬌があるのだ。インターハイの時に観客席にサーブを撃ち込んだことがあるらしい。その話を聞いた主審は、笛を鳴らすと腕で顔をガードするらしい。
これもインターハイの時のインタビューだったらしいが、
「ご飯とバレーのどちらが好きですか?」
「食べている時は、ご飯。バレーをしている時はバレー」
「練習は好きですか?」
「ボールがいうことを聴いてくれれば」
" 「グラチャンまでの夢」神話の序章が始まるかも(23)!" へのコメントを書く